2016/01/21
IP電話のSIPクライアントを「Zoiper」に変更
SIPクライアントでは「CSipSimple」が最高だと思っていました。
しかしWindowsPhoneのSIPクライアントのことを調べているうちに「Zoiper」がなんだかよさげなことがわかり、使ってみるとGOODでした。
わたくしはスマホ(SO-02G)、SIM(DTIのServersMan SIM LTE)、FUSION SMART IP-Phoneで運用しています。
E-mailアドレスは妻のdocomo契約を間借りして(iモード+SPモード割り)@docomo.ne.jpを使用しているのですが、理由は日本の携帯キャリアだけ許しているアドレスがあり、GmailやOutlookを使用して送受信できないからです。これは絶対キャリアの止めさせない戦略だと思います。何とかしてほしい。
しかし、まぁSPモードは追加しても料金は同一なので、私は月額税込み550円でお釣りが来ます。妻は1,100円でお釣りが来てます。
それでSIPクライアントはIP電話をするためのアプリで、欲しい機能は順番に
<1> 相手が電話してきた時にかかってくること
<2> 電池の持ちが良いこと
<3> 声の音質が良いこと
<4> 声の遅延が少ないこと
の4つ。
<1> はかかってきた電話を取らないとかけ直さなくてはなりません。
節約のためかかってきた電話は全て取りたいのでこれは外せません。
「Zoiper」はWi-Fi環境でもミスなく繋がるので安心です。
<2> はSO-02GでLTEのみの環境で3.5日もつのでOKです。
1日で電池無くなるのは困ります。
<3> と<4> はバランスが大切ですが、SMART IPで使用できる最高の音質μ-LawをLTEでしようしてもそこまで遅延しません。
Wi-Fiだったらすごいレスポンス。
遅延まったく気にならない。
「それから・・・」
「あのね・・・」
しーん
「あ、どうぞ・・・」
「ごめんごめ・・・」
しーん
という場面が無くなりました。
実測してみるとμ-Lawは平均80kbpsの通信速度を必要としているので、700kbps以上をコンスタントに出しているDTIのServersMan SIM LTEでは余裕ですね。
ですが念のためGSMも設定に入れてあります。
そして試してみた結果、以下2点の必須設定があります。
【Audio】
Echo cancellation:Off
Automatic Gain Control filter:Off
これで一歩快適なIP電話に近づきました。
スマホは電話、Eメール、カメラ、ブラウザで十分過ぎです。
◇今回調べて分かったこと◇
FUSION IP-Phone SMARTのサポートするコーデックは必要帯域の大きい順に、
G.722、G711μ、GSM、iLBC、Speex(8kHz)の5個。
http://faq.gol.com/fcc/web/smart/faq1378.html
コーデック(使用帯域)演算量(MIPS)
G.722(48/54/64kbps)10.1
G.711μ(64kbps)0.07 ※uLawともいう。ISDNでも使用。CsipSimpleでは"PCMu"表記
GSM FR(13kbps)4.5
GSM EFR(12.2kbps)15.9
iLBC(13.3/15.2kbps)37.2
speex 8k(2-24kbps)17-26
※参考サイト → http://www.adaptivedigital.com/
遅延と音質のバランス
uLaw、GSM、iLBCの3つを使ってみて遅延が1秒以上あって会話の呼吸が全く合わないのがiLBC。
これは使い物にならない。
遅延が最も短いのはGSM1番
Wi-Fi環境ならuLawが遅延も短く音質も良い。
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